満月寺の横の高台に祠があり、この祠の中に丸彫の単独石像が三体ある。この三体が伝説の主人公で、左の像が中国の天台山から渡来した蓮城法師。頭が平たく、ほほ骨が高く、小鼻穴が特に大きく、耳は目よりも半分以上も高いし、体の幅と膝前幅が同じで足が短い。人類的には蒙古人種系思われる。
中央は炭焼古五郎の像で、これも蓮城像に骨格がよく似ているところから、北方の中国人であると思われる。ところが右の玉津姫は、日本的な形で頭が丸く、耳も目の高さで、目じりも下がっている、女性だから膝前幅が小さいはずが足が長く、三人の内で一番広い。三人とも伝説の通り人種が異なることがわかる。もし、後世の人が三人について想像して刻んだとすれば、当然日本人の特徴が出て、同じ形になるはずである。
ところが前述の通り、同じ骨格は一体もなく、みごとに人種の違いまでも刻み上げている。
三人をよく知っていた人が刻み上げたことが想像できる。
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